講座「統計学入門講座」第4回

はじめに

こんにちは! てくますプロジェクトの Yukkin です。

本記事は、2024年10月からスタートした「統計学入門講座」の第4回『確率分布』に関する活動記録です。

てくますプロジェクトは、「考える楽しさを探そう!」を合言葉に活動する、数学と情報の学習コミュニティです。
各種イベントについては、ぜひ Connpass をご覧ください!

「統計学入門講座」は、統計学を初めて学ぶ方や、もう一度しっかり学び直したい方向けの講座です。
大学以外の場所で大学レベルの数学に触れられる、ちょっと珍しい学びの場となっています。

本記事は、数学・情報・論理パズルを楽しむ Techmath Project Advent Calendar 2024 の4日目の記事でもあります。アドベントカレンダーの応援や購読をしていただけると、とても励みになります!

学習内容

今回、どのような内容を学習したか、簡単にですが紹介します。

  • 確率変数と確率分布
    確率変数(離散型と連続型)、確率分布、期待値、分散について説明しました。期待値や分散を計算するには数列や積分の知識が必要になってきますが、その点はあまり深追いせずに進めています。
  • 代表的な確率分布
    二項分布や正規分布などの超代表的な確率分布を紹介しました。

第4回の講座スライドはこちらから確認できます!

講座の様子

参加者の中には、数式をしっかりと理解したい方もいれば、「それがどのように役立つのか」「直感的にどう捉えられるのか」といった点を重視する方もおり、関心やアプローチの多様さがとても面白いです。

確率変数などの新しい概念を紹介する際には、「具体的な例を挙げてみてください」といった問いかけを通じて、参加者に思考を促すようにしています。その回答をきっかけに話題が広がったり、互いの視点が共有されたりと、理解が深まる場面も多くあります。

こうした対話を通じた学びは、一人で本を読むだけではなかなか得がたい、貴重な経験になるのではないかと感じています。

講座の様子
講座スライド(抜粋)
演習問題(抜粋)

平日の夜に数学の講座を受けるのは、決して気軽にできることではないと思います。お仕事でお疲れの中、時間を割いて参加してくださっている方もいらっしゃることでしょう。

それでも、こうして学びを求めて集まることができる――そのこと自体が、とても素晴らしいことだと感じています。
だからこそ、この貴重な時間と空間を、大切にしていきたいですね。

最後に

統計学入門講座、第4回を開催しました!

講座の前半4回が終了し、次回から折り返しです。

後半4回では検定について学習していきます。引き続き、楽しくやっていければと思います!

本シリーズの記事はこちら