講座「線形代数学入門講座」第5回

はじめに

てくますプロジェクトでは、てくますゼミと呼ばれる学習会を開催しています。

「線形代数学入門講座」は線形代数学を初めて学ぶ、または学び直したい方向けの講座です。大学以外で、大学数学を学べる珍しい場所となっています。

講座の進め方は、以下の記事から確認できます。

参加したい方は、Connpass よりご参加ください。

学習内容

第5回でどのような内容を学習したか、簡単にですが紹介します。

  • 置換の符号(前回のやり残し)
    巡回置換、互換について紹介し、すべての置換は互換の積で表せることを示しました。
    また、これをもとに置換の符号を定義しました。
  • 行列式
    置換の符号を用いて行列式を定義しました。
    2次や3次の正方行列の行列式はサラスの公式で出せることも説明しました。
    また、行列式の性質や図形的解釈についても説明しました。

講座の様子

前回やり残していた置換の符号について。「あみだくじ」の話もしましたよ!

そして今日の本題、行列式!
スライドが数式だらけで、いかついです・・・。

毎回の講座で配布している練習問題を紹介します!
星1:講座内容の類題
星2:やや発展問題
星3:発展問題(下の画像にはないですが)

レベルに応じた演習ができるようになっています!

平日の夜にこうやって集まって数学を学んでいるの、偉すぎると思っています。だからこそ、より良い場にしていきたいですね!

最後に

線形代数学入門講座 第5回でした。本日の参加者は6名です。

本日は初学者がつまずきやすい行列式について学習しました。難しい箇所ですね……。

この講座はここまでが一つの区切りで、次回からは対角化に向けて進めていきます。

残り3回の講座も頑張ります!

本シリーズの記事はこちら

各ゼミの第1回記事はこちら